2002-05-08 　「サヨナライツカ」　辻仁成
2002-04-08 　「ファストフード・ファストウーマン　Fast Food,Fast Women」
2002-04-07 　「ビューティフルマインド　A BEAUTIFUL MIND」
2002-03-13 　「アメリカン・スウィートハート America's Sweethearts」
2002-03-06 　「ロード・オブ・ザ・リング　THE RORD OF THE RINGS」
2002-02-22 　「13デイズ　Thirteen Days」
2002-02-18 　「プリティ・プリンセス　The Princess Diaries」
2002-02-11 　「WASABI」
2002-02-09 　「非戦」坂本龍一
2002-02-06 　「オーシャンズ１１　OCEAN'S ELEVEN」

「冷静と情熱のあいだ」に続いてこの方の作品を読むのは二作目。
前作を読んで気になっていたことが見事的中したという実感。

結婚を目前に控えた好青年がタイ・バンコクで情熱的な刹那の恋に落ちた。
しかし二人は別れ、そして25年の時を経て再会する、というストーリー。
この方の作風というのはほとんど感情的な表現をしないことにあると思うのです。そして読む側がその空白を埋めながら読んでいくという楽しみ方ができるのではないでしょうか？
冒頭の人物紹介説明文的なところは雑だなあと思ったけど、雑誌（「Men's EX」）の連載ということを考えたら仕方がなかったのかな？

映画ではその辺の不器用さを解決して欲しいと願います。
（中山美穂さん主演で映画化が決定しているそうです）
主人公の好青年役は誰になるのか楽しみですね。
豊という名前なので竹ノ内豊さんあたりでしょうか？

つっこみ 先頭 表紙

アモス・コレック監督、アンナ・トムソン主演作品。
パッケージの雰囲気でなんとなく見てみたが、意外と良かった。

オープニングは横断歩道に横たわる主人公のカットから始まる。
主人公は３５歳独身ウエイトレス、ベラ。彼女とその周辺の人々（カフェの常連客など）の日々の様子が描かれている。
絶望的な幕開けを見たときは正直暗い気持ちになる映画なのだと思った。しかしその期待はあっさりと裏切られてこの映画は終わるのだ。
カフェでの彼女の日常は何も変わらない。そこがいいのだと思う。あっさりしていて実に良い。

つっこみ 先頭 表紙

いわずと知れた今年のアカデミー賞の話題の中心となった作品。

予告編を見て初めてラッセルクロウで見たいと思った。前半は普通のサクセスストーリーだったのに突然ミステリーに変貌して突然おじいさんになって最後は感動一直線。原作を読んでいないのでわからないが、かなりハリウッド的な演出がなされていたんだな、と思う。（その証拠に監督ロンハワードはやっとオスカーを手にした）
ラッセルクロウの老け役はかなりはまっていると思う。「インサイダー」ほどではないが老けたときの彼がいい。後半、ジェニファーコネリーの一途さがもっと強く作品に表れていてもよかったのかなあ、と感じた。でもこれでオスカー助演女優賞とれるならいいのか。ああ、今日も辛口な私。

つっこみ 先頭 表紙

ビリークリスタル制作・脚本・出演。
ジュリアロバーツもキャサリンゼタジョーンズも大好きなのにこの作品はパッとしなかった。あらすじも役どころも理解したうえで見に行ったのに、後味が悪かった。

ジュリアが演じるキキは、大スターの姉グウェン（キャサリン）の付き人。以前から彼女の元夫に恋をしていて、ついにハッピー・エンド。
なのにどうして？？？結末へのステップが、グウェン＝悪役として扱われていたみたい。私はそんなに嫌なやつとは思わなかったけど。キキを中心に観ていれば、すんなり納得できたのかも。

ジュリアもキャサリンもかっこいい役だし、二人の美しさと演技はパーフェクト！ただし、撮影中もあまり仲がよくなかったという噂どおり、「私は姉（キャサリン）のことが大好きよ。」という台詞は聞いているほうの歯が浮いた（感じ）。

つっこみ 先頭 表紙

アカデミー賞ノミネートということで一応抑えておこうと思って見に行ったが、内容的にはいまひとつ。
トールキン原作による「指輪物語」の完全映画化。詳しい内容等は申し上げないでおく。（あらすじを伝えてしまうと、この映画の楽しみはほとんどなくなってしまうので・・・）
一言でいってしまうと、完全にＲＰＧの世界。
「フロドは青く光る剣とドラゴンのよろいをてにいれた！」

リブ・タイラーとケイト・ブランシェットもほんの数分登場していて二度と現れないのでご用心を。（でも魔法使いだけは復活すると思ってる。）
それからアラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンが今までになくかっこいい。

お話はＡＬＬ　ＣＬＥＡＲになって来年公開の二幕へと続きます。
（ネタバレにならないようにするのがつらい・・・）

つっこみ 先頭 表紙

１９６２年の「キューバ危機」が丁寧に綴られた緊張感あふれる大作。
核戦争を直前で回避したケネディ米大統領と司法長官ロバート、
大統領特別補佐官ケネスの３人の１３日間を追ったストーリー。
主演＆製作はケビン・コスナー。

ホワイトハウスの中でケビンコスナーだけが際立ってかっこよかったのが、明らかに違和感あり。他の人はとてもリアリティある適役が揃っていた。
ストーリー的にはとても引き込まれる内容だった。
特に最後の３０分間は目を離すことが出来ないほどの緊迫感。
その割にあっさりと終焉を迎えてしまうのだが・・・。

先頭 表紙

サンフランシスコに住む地味であまりにも目立たない女子高生ミア（アン・ハサウェイ）。ある日突然現れた祖母（ジュリー・アンドリュース）に「You are Princess.」と告げられる。その日常生活から友情と恋愛に至るまですべてが一変。戸惑いつつも最後には大人としての心の成長までも描く。

「プリティ・ウーマン」「プリティ・プライド」でおなじみのゲーリー・マーシャル監督作品。プロデュースには、なぜかホイットニーヒューストンの名前も挙がっている。（何をしたのか不明。彼女の曲もかかっていない）
「プリティウーマン」のホテルの支配人役でおなじみのヘクター・エリゾンドももちろん出演。

内容的にあまりにも「ディズニー！ディズニー！ディズニー！」ペットのネコ「ルーイ」もいい味出してます。
何故か続編の企画もあるそうですが、これはきっとアン・ハサウエイ＆ゲイリー・マーシャルでもう一本映画を作るということでしょう。

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製作・脚本リュック・ベッソン、監督は「TAXI2」のジェラール・クラヴジック。
　正直、この映画に何の期待も抱いていなかった。どうせ広末涼子は端役だろうし、リュック・ベンソンがメガホンを取ったわけではないし、と。
　しかし、「TAXI2」の監督だけあってスピード感とライト（light）お笑いムードの映画に仕上がっていた。
何かというとすぐに鉄拳を振るってしまうジャン・レノの役どころ。パリ警察はおそらく「TAXI」の出演者達と同じ職場。
数寄屋橋の交差点を渡ると日本橋高島屋があったり、新宿へ行くのに秋葉原の万世前で車を降りてみたり。
何故か弁護士や空港警備の人たちがことごとくフランス語ペラペラだったり。
・・・なにかと面白かった。
今回の敵はニホンのヤクザ。千葉真一ばりのお顔立ち。
キャロルブーケの端役が悔しい。
準主役広末涼子のフランス語を聞いて自分も勉強したくなりました。

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2001年9月11日NYワールドトレードセンターで起きた同時多発テロについて国籍・ジャンルを問わず様々な人の思いをまとめた本。
執筆陣には村上龍、マドンナ、GLAYのTAKURO、Mr.Childrenの桜井和寿、佐野元春、大貫妙子などきりがない。最近話題のベストセラー「世界がもし100人の村だったら」も一部取り上げられている。
私的に、イギリスでの声明をまとめた章は読みごたえがあった。
裏表紙には「ＮＯ　ＷＡＲ」の力強い文字。タイトルがすべてで、後はおまけでしかない。

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昨年アカデミー賞を賑わせたスティーブン・ソダーバーグ監督作品。
出演者はジョージ・クルーニーを筆頭に、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、マット・デイモンなどなど。まるでおせち料理のお重を見ているよう。

出演者のキャラクターはみんな「かわいい大人」達。
中でも常に何かを食べているブラピのキャラはかなり笑える。
カジノ帝王アンディ・ガルシアも常にクールさを保っている。

作品の内容的には、今までのソダーバーグ映画とちょっと違うなという印象。
しかし、タイトルバックのかっこよさは相変わらず！
元ネタ「オーシャンと１１人の仲間達（フランク・シナトラ主演）」を
見ていないのでどの程度のリメイクなのかなんともいえないが。
観客を時には味方に付け時にはだましといった絶妙なさじ加減。
作戦実行の様子はやっぱりドキュメンタリーだった。

テーマ曲が似ていることもあり、「Snatch（ガイ・リッチー監督）」っぽいなー
という印象がぬぐえなかった。ブラットピットも出ているしね。

先頭 表紙