2005-12-31 本年、そして最後の日記。
2005-12-26 『銀波』
2005-12-23 クリスマスらしい。
2005-12-13 頑張らなきゃ俺じゃない。
2005-12-01 実習前オリエンテーション。
2005-11-30 先日をもちまして。
2005-11-23 宿命。
2005-11-21 お誘いのはがき。
2005-11-09 今日。
2005-11-05 惹かれるということ。

本日を持ちまして、この日記は365日目を迎えました。

かねてからの約束通り、今日でこの日記を止めます。

今まで見ていただいた皆様、本当にありがとうございました。

本音を話すことが出来るようになったら、また何処か出会える人もいらっしゃるでしょう。

それでは、また何処かの機会に。

つっこみ 先頭 表紙

冬の深夜。
長い長い一日を終え、車から降りて見上げる、空。
何度も見てきた空。
これからも見ていくだろう空。

月明かりが辺りを照らす。
影が出来るほどに照らす。
辺りを青白い世界に映す。

この光は、一度死んでいる光。

死んだ光を浴びている私。
死んだ光を浴びている世界。
けれど、私は死ねない。

どんな幸せも、どんな苦しみも、痛みも、喜びも悲しみも。
頭の天辺から足の爪先までを通り抜け。
やがて大地に帰るだろう。

ならばどんな事だって無駄じゃないのだろうか？
沢山の無駄の上に、長い年月をかけて腐った無駄を積み重ねているだけでは？
歴史は、大いなる無駄の積み重ねでは？

何故この光は、全てを死なせてくれないのだろう。

靴を脱ぎ、家にあがる。
寝巻きに着替える。
歯を磨く、布団にもぐる。

思い立って布団から出る。
本棚を見る。
詩集を取る。

あの光を銀波と呼ぶ、その響き。

死んでいた言葉に、息が吹き込まれる。
生きる。
目覚める光。

矛盾を抱える。
眠りに落ちる。
朝日が昇り、私は、目覚める。

全ては愛おしくない。
全ては憎んでいない。
全てはよく判らない。

まぁ、でも、生きている。

死んだ光も、一秒で地球何周半か出来るらしい。
さすがにそれは無理なので。
まずこの布団から起き出そう。

つっこみ 先頭 表紙

今年もあと一週間と一日。

実習中のワタクシめにはクリスマスは無用。

…無用です。

明日明後日実習です。

ロマンチックさなんぞ欠片もありません。

実習先のクリスマス会は、十日も前に終わりました。

職員の方たちが自作の劇をやっていて面白かったです。

明日明後日は、普通の一日です。

なかには帰省する利用者の方もいます。

楽しい帰省になるといいなぁと心か願います。





…なんか寂しいなぁ…チクショウ。

つっこみ 先頭 表紙

頑張れない俺は何もかも悪循環する。

人間関係然り。

仕事然り。

モチベーション然り。

与えるのが自分の活きる道だと言うのなら。

俺はどこまでも気を抜けない。

いつまでも息が抜けない。

生きることはそんなに辛くない。

活きることは、なんと辛いことだろう。

得ることの大きいことだろう。

だから劇的に救われることはない。

悲しみを幾つも乗り越えて、平静を取り戻すことが救いになるのだろう。

人として学ぶことが救いなのだろう。

…はぁ。

今更、ほんっとに今更だけど。

効率悪ぃし、貧乏くじな人生だなぁ…。

ま、俺以外にまわらなかっただけ良しとしますか(苦笑)

つっこみ 先頭 表紙

来週からの実習に備え、先ずは今日のオリエンテーション。

ここで印象を良くしておくと、後々が楽になってくる。

何事も最初が肝要。

質問も準備して、メモ帳、ペンは常備。

スーツもしっかり着込む。

現地までの最短ルートも頭に叩き込んである。

よし、一時十五分前到着！

事務所の人はお昼休みか…。

職員さんに聞いてみよう。

『来週からこちらの施設で実習させていただく奈広というものなんですが、実習担当の方いらっしゃいますか？』

適当な敬語だが、まぁいいか今はニュアンスさえ伝われば。

お、それらしき人が出てきたぞ。

『こんにちは』
「こんにちは、あのさ。」
『はい？』
「実習前オリエンテーション、十一時からだったんだけど。」





…時間間違えちゃいました☆
就職試験なら落ちるなこれ…。

つっこみ 先頭 表紙

一年勤めた珈琲屋さんを辞めました。

沢山の人に惜しまれて辞めることになるとは、思いもしませんでした。

…ちょっとは思ってもいたかな？(苦笑)

でも、花を贈られるとは…吃驚でした。

オープンから一緒にいた大学生も。

彼のおかげで仲良くなった女子高生も。

後から入ってきた人達も、辞めて行った人達も。

勿論、珈琲を飲んでくれた全てのお客様も。

本当に今までありがとうございました。

自分は幸せ者です♪

先頭 表紙

きっとこれからも、沢山の人達に力を貸すのだろう。

自分に出来る範囲が狭められていく中でも。

そして、その人達の悲しみに触れ、涙するのだろう。

時には、怒るのだろう。

怒られもし、反省もするだろう。

そうやってボロボロになっていく自分は、宿命だと思う。

悪いとは思わない。

いずれ去る悲しみや怒りよりも、大切なものを手に入れるから。

まぁ…長生きは諦めざるをえないけど(苦笑)

先頭 表紙

バイトを終え帰宅すると、自分宛に一通の葉書が来ていた。

「個展の招待状…てれさ展？」

何じゃそりゃと思いながら宛名を見て、すぐに納得。

夏休みに作品の相談(？)を受けていた友人からのものだった。

“早ければ十一月中には個展をやりたい”

ああ、そういえば言っていた。

十二月四日からなので、実習前ぎりぎりいける。

場所は、渋谷…。

止む無いか。

頑張って人混みと戦おう…。

一つ夢がかなった、友人の姿を見に。

うん、楽しみに待っていよう♪

先頭 表紙

やっと、全部片付きました。

一年の歳月を経て、心残りが全て消化されました。

皮肉にも彼女の夢は実現しなかったみたいだけど、まぁそれはそれで。

幸せな思い出だったんだと割り切れました。

好きでも、もう二度と会うことはなくて、例え偶然会ってもどうと言うことはない。

昔の彼女。

今の俺は、もう昔の俺には戻れない。

沢山の犠牲を払って、今の俺を作り上げた。

成長過程であり、まだまだいくらだって進んでいく。

きっと出会う、その人のために。

幸せを分かち合うために。

先頭 表紙

ごく最近判ったこと。

俺に好きな人は『作れない』ということ。

相手と共に、惹かれあってしまうということ。

それは、本気の恋になるという確信が持てるということ。

相手の嫌な所を嫌だと、素直に受け止められるということ。

それを伝え、理解しあえるということ。

“親愛”ではなく“恋愛”ということ。

信じてみる。

きっとまた、そんな人にめぐり合える。

先頭 表紙