あれからもう一週間
パソコンの前に座る体調でなかったので、時間が過ぎてしまった。
そして、あの頑張ったムスメは今頃になって(周りの人々に今頃?と言われるので今頃らしい)
水疱瘡にかかり3日目の朝(正確には4日目?)を迎えております。
あの日帰ってくるムスメにどう言おうか、少し考えていた
低学年の時のように、なぐさめても素直になるとは思えず
でも、無視するわけにもいかないし、とりあえず誉めなければ(とりあえずってどうよ?)
いつもより早めの帰宅
案の定、下を向いている。
「頑張ったね。残念だったけど去年より良かったじゃない」
そんな私の言葉など聴かず、
「良くないよ、2位だよ2位!」
そういい残し部屋へ入り机にうつぶせるムスメ
「でも頑張ったじゃない」
「本当は1位だったんだよ。去年はあそこで抜いても駄目だったんだよ」
(確かに去年はそうだった。でも、今年は今年のルールがあるのかも)
「2位じゃ何も買ってもらえないじゃない
だいたい勝手に何か買ってあげるなんて言うからいけないんじゃない」
(いけないのは私かい?でもまさかそこまで頑張るとは計算外だったし)
こうなるともう何を言っても駄目
とりあえず放っておこう
それから1時間ほど経ってから夫が帰宅
すると、ムスメもそれを機にこちらの部屋に入ってきた
一人、部屋で静かに落ち込んでいたが、
夫の登場で号泣へと変わっていった
(あとから知ったのだが、前日、何かを買うとかいう約束はしない。と二人で決めてたらしい)だったらそう言ってくれよ、夫
勝負に負けた事と、思いがけずもらえるはずだったご褒美をもらえなくなった悔しさが入り混じっているのだろう
約束だから、買わないよ。と言う私に
でも欲しいよぉぉぉぉ。欲しいんだから〜
でも、言っても買ってくれないよね。を繰り返すばかり
食事の支度があるからと言う私の腕をひっぱり、行かせてくれない
「2位ってすごいんだよ。私だって取ったことないよ」
「来年頑張ればいいじゃない」
「来年なんて絶対無理だよ。無理に決まってる」
「だったら出なくていい。学校も行くな」(夫よそこまで言わんでも)
そんな事が小一時間
そしてついに
「物によっては買ってあげるよ」(ついに禁断の一言を)
これで解決するなら、もういいよ。ごはん食べたいし
しかし、
「でも言ってもやっぱり買ってくれないし」と泣きじゃくるばかり
「でも欲しい〜ぃぃ」
なんだよ。なんなんだよ
欲しいものってなんだよ
聞いても言わない
言わなきゃ買えない
「欲しい。でも絶対ダメって言われる」
これの繰り返しで時間は過ぎていく
しかし、泣き続けていたムスメもさすがに疲れたのだろう
ついに口を割った
……携帯が欲しい
「アホか!携帯なんて絶対買わない!必要ない!
塾に行っているわけでもないし、どこで使う?一体何時使う?何のために使う?
だいたい、誰が携帯を買うって言った?そんな約束はしてないよ!
小学生が必要もないのに携帯もつ必要はなし!」
この2時間以上の鬱憤を晴らすかのごとく、イカる私。
そしてムスメの一言は簡単に却下されました
そんなにも2位っていうのは悔しいだけなのかなと思っていたけど、
その後の行動を見ているとやっぱりうれしかったみたいで、よかった
悔しいのはただ、ご褒美がなくなってしまったということでしたね。
ちなみに、代わりにケーキを買ってあげることになりましたが、
それもすっかり忘れているムスメでした
そして、学校の廊下に貼り出してあったムスメの俳句
来年は、絶対取るぞ、一位取る |