2001-08-16 どうしていいのかわかんない
2001-07-26 ひなひめを覚えていますか？
2000-12-28 王子達との旅行＝１＝
2000-12-27 王子の友達〜たかちゃん〜と話す＝２＝
2000-12-26 王子の友達〜たかちゃん〜と話す＝１＝
2000-12-22 ライオンの優しさ
2000-12-20 コトの発端・・・
2000-12-19 すごい凹みぐあい・・・
2000-12-13 超お悩み中・・・
2000-12-12 「自分の色に染めたい」だぁ〜？

こんばんは。
お久しぶりです、ひなひめです・・・あたたかいつっこみをくださったみなさま、ありがとうございます。
私の日記をアップしてくれたお友達のすすめもあって、今日記をアップしています。そばにはお友達がついていてくれています。

もう、ず〜っとず〜っとなが〜い夢をみていたような気分です。
やっぱり、お付き合いする殿方に依存してしまっていたのかな？
幸せの本質が見えなくなっていたのかな？
もう・・・どうしていいのかわかんないのが本音です。

どうして、ひなひめの大好きな人はひなひめだけを見てくれないのかな？
ひなひめがいけないのかな？
本当に、心からひなひめのことだけを愛してくれたら、ひなひめも貴方だけしか見ないのに。みんな、どこかで心からひなひめの事を愛してないんだよ・・・。

もともと厭世観の強い方だけど、ここ半年以上は生きている心地が全くしません。
毎日が雲の上を歩いているような感じ・・・。

王子のことは、もうどうでもよくなっちゃった・・・別れた後、アイツは仲間の集まった席で、ひなひめの事をとってもヒドく言って、ひなひめを泣かせたのはもちろん、周りもひかせたの。とてもひなひめよりもいっこ上で、プライドの高い人のする行動とは思えないぐらい幼くて、子供じみた事をするのに、がっかりきちゃった。
まさに百年の恋もいっぺんに冷めるような振る舞いだった・・・しかも、ソッコーで年下の彼女を作ったらしい・・・サイテー。

ＳＦクンも別に・・・って感じ。最近、ＳＦクンとのＨもつらいもん。

センセイも、ひなひめと離れていることをいい事に好き勝手してるみたいだし、逢えば調子のいい事ばっかり言ってるのが、なんか男として情けなくなっちゃった。あんなに大好きだった日々が嘘のようだよ。

何よりもショックで、この世のすべてを信じられなくなったのは、ライオン・・・結婚したのが、私と出会うず〜っと前だったとしても、あのライオンがプロポーズをして、結納をして、結婚式をして、一緒に住んでいる女性がいると思うと、ひなひめにはヒドく苦痛で、毎日吐き気がしてゴハンを食べる気すらしない。
どんなに「大好きなのはひなひめだけだよ。」って言われても、心の底から信じられない。
ひなひめに結婚している事をカミングアウトする時、ライオンは泣きながら「ひなひめに黙っていた事があるんだ。だけど、言いたくない。言ったら、絶対にひなひめに嫌われちゃうから・・・どんなにひなひめを傷つけても、好きでいたいし、好かれていたいんだ。」ひなひめには、ライオンが言おうとしている事はわかったけれど、ライオンはひなひめを強く抱きしめ、男のクセにわんわん泣いていた。
その涙をみていると、すべてを許したくなってしまうのは、ひなひめの弱いところなのかな？

ひなひめは、すっかり心のバランスを崩しちゃったんだと思う。
ライオンのことは大好きだけど、ライオンのことを想うと、苦しくて仕方ない・・・。
思いもよらず、不倫することになっちゃった・・・だけど、そんな覚悟も強さもひなひめにはないの。

どうしたら、いいのかな？
ホントはもう、ひなひめのすべてをジ・エンドにしたいだけなんだけどな・・・疲れちゃったよ、人を愛することにも生きていくってことにも。

つっこみ 先頭 表紙

半年以上も更新をしなかった・・・できなかった、ひなひめの事を覚えていらっしゃる方、いらっしゃいますか？
たくさんつっこみをして、ひなひめのことを心配してくださった方々、つっこみ返しもできなくてごめんなさい。

私、ひなひめの日記にも登場したことのある、友人です。
彼女に代わって、今この日記をアップしています。

彼女が今、どうしているか？
最後の日記を更新した後、年も明けたこともあって、しばらくは元気にしていました・・・無理矢理元気を装っていました。実家に帰って、少しは落ち着いたのだと思っていましたが、友達が周りにいる時は元気を装うのですが、やはり王子の事を忘れることができなくて、独りになるとお酒で気を紛らわせては、自殺未遂を繰り返す・・・という日々でした。
お医者様から与えられた薬も彼女には全く効かないらしく、手首にはためらい傷ばかり増やしていきました。

春になり、ようやく王子のことがふっきれ、以前の彼女に戻り始めると、また男性からのアプローチも増えるようになりました。
そして、彼女は彼女を支えてくれていた友人のひとりであり、王子の友達でもあった、たかちゃんに恋をしましたが、すべてを知っているたかちゃんは、ひなひめを受け入れることはできませんでした。
その時も、一日泣いただけで、笑いながら「やっぱりたかちゃんにとっては、ひなひめは友達だったんだよ。わかってたんだけどね。」と言っていました。

ＳＦクンともそのままの付き合いが続き、センセイも仕事で出張のたびに、彼女に会っていましたが、彼女の一番の心の支えになって、彼女が落ち込んでいる本当の理由を知らずに励まし続けていたのは、ライオンでした。
傍目に見ていても、本当に仲が良くて、ライオンは本当にひなひめのことが好きなんだな〜と思っていました。

しかし、つい先日、彼女はふとしたきっかけで、ライオンの口から予想もつかない・・・いえ、彼女の中では怪しいと思っていたフシはあったらしいのですが・・・ことを聞かされました。
そう・・・ライオンは、ひなひめと出会う前から結婚していたのです。
最初は強がって、大丈夫なフリをしていた彼女でしたが、また自分の世界に閉じこもってしまいました。

そんな彼女をライオンは、必死に救い出す努力をしていますが、彼女の話を聞いている限りでは、ライオンでは彼女の雨の岩戸を開くことはできないような気がします。
もちろん、周りにいる私やたかちゃんを始めとする友達も努力はしていますが、ず〜っと彼女の側についていてあげることはできないし、日に日に強くなっていく彼女の厭世観をどうやったら食い止めることができるのか・・・。

ＳＦクンは、既に結婚してしまったそうです。それでもひなひめと会っています。
センセイにとっては、ひなひめは、まだ「彼女」のままみたいですが、今のひなひめの心にはセンセイを恋愛対象として想う気持ちはほとんどないようです。
ライオンには、子供はいないようですが、奥様とは別れられないけれど、彼の心を占めているのはひなひめ以外にはいないそうです。

もし、彼女のことを覚えている方がいらっしゃったら、彼女になにか言葉をかけてやってください。
端からみれば、好き勝手して自由奔放だったひなひめですが、私にとっては大切な友達です。もっともっと恋をして、本当に彼女を心から愛し、彼女も愛せる人と結ばれて欲しいのです。
お願いします。

つっこみ 先頭 表紙

たかちゃんと遊んだ翌日は仕事を休んで、さんざん悩んだ挙げ句、旅行には行くことにした。
週末の旅行は仲間内でコンドミニアムを借り切って、クリスマスパーティーをすることになっていて、ひなひめが幹事だった。
もう一度、王子に私の良さを再確認して欲しくて、金曜日に渋谷を駆けめぐり、みんなにあげるプレゼントを買い、コンドの設備がわからなかったので、料理も作っていくことにし、材料を買い込んだ。

メニューはとりあえず、クリスマスなのでローストチキンとひなひめ特製クラムチャウダー（プロヴァンス風←なんじゃそりゃ）、いちごのタルト（アーモンドクリーム）に決めた。
最初、友達のお土産でもらったマロンペーストを使って、マロンパイにしようかと思ったんだけど、王子がいちごが大好きなことを思い出して、急遽、美味しいいちごをカートに入れた。
しかも、チキンがあんまり好きじゃないことも思いだし、家に帰ってから、さらにお肉屋さんに走り、ビーフの塊を購入・・・これで特製のローストビーフを作る。

ひなひめの家のキッチンはいかにも一人暮らしキッチンなので、狭いし、調理が大変だ・・・結局、王子のことばっかり考えながら、６時間ぐらいキッチンに立っていた。
目の前でどんなにいい匂いがしても、口にする元気はない・・・ただ、王子が喜んでくれることだけを考えるた。

翌日、一緒に行く友達と待ち合わせ、王子達が待つ場所へ行く・・・そこに居たのは王子だけだった・・・ひなひめは、どんな顔していいかわかんなかった。
ヘンな作り笑顔だったと思う。
ひなひめの大荷物（料理と現地でツリーに飾り付ける小物達、ワインとシャンパン、そしてクリスマスアレンジのお花）を見た王子は「荷物、重そうだね。持とうか？」って言ってくれたけど、つい「要らない！自分で持てるもんッ！！」と強がってしまった。
・・・本当だったら、王子が家まで迎えに来てくれてたんだろうね。。。
残りのメンバーは遅れてくるらしく、仕方ないのでランチを食べながら、みんなが到着するのを待つことにした。

何事もなかったかのようにフツーに話す王子・・・ひなひめも合わせて話す・・・でも、友達がお手洗いに立った時に「・・・この前は、夜遅くにごめんね。」と一応謝った。「・・・うううん。来るかどうか半信半疑だったよ。ちゃんとゴハン食べてる？」「・・・体が受け付けてくれないみたい。」

フツーに振る舞う努力がどれだけ大変か、身に染みてわかった気がする・・・ついこの前までとは何かが違う二人・・・車だって、いつもナビ担当のひなひめが、後ろに回った。

ＢＧＭに流れる「花＊花」の『さよなら大好きな人』・・・何度後部シートで涙が出そうになっただろう・・・。

つっこみ 先頭 表紙

たかちゃんは私が素直に王子のことを聞いて、びっくりしてると思ったんだろう。
「なんかさ〜クリスマスの話しになった時に、俺が３人もいるんだったら、選びたい放題じゃん！って言ったんだよ〜。そしたら、なんか王子にとっては３人ともどうも違うらしいんだって。妥協は許さねータイプだからな〜。でもさ〜その３人の話しってなんか具体的なことを聞いても、なんかヘンなんだよ〜。」王子との話を語り始めた。

私の中では「？」だらけ！！
あんだけ私にべったりしてて、仕事も忙しくて、どこにあと二人と会う時間が作れるんだろぉ〜？
いやいや、私がそうしてきたんだから、時間なんか作ろうと思えば作れるしぃ〜。
でも、毎日のように電話してきてたし・・・いや、最近なかったな〜。

たかちゃんの話しに合わせて、ゲラゲラ笑ってたけど、だんだんムカムカしてきたし、いくらタバコを吸っても、気持ちが落ち着かないし、私も酔いがまわってた・・・。

「たかちゃん、怖い話しがあるんだけど・・・」
「うん？」
「聞きたい？すっげー怖いよぅ〜！」
「うん！うん！」
「実はさ〜その３人の中の一人って、私なんだよね〜。」

たかちゃん、飲んでいたカクテルグラスを落っことしそうになる。

「お、俺、今、友達ひとり失った気がする・・・」
「ダイジョーブ！その代わりに友達ひとり増えたでしょ！！」
「でもさ〜、なんとなくそうじゃないかな〜とは思ってたんだよね。ゆ〜ちゃん（王子の親友の奥さんで仲間）と前に話してたんだよ〜。」

そこから、王子とどうして付き合ったか、付き合ってる最中の王子の話、別れに至った経緯までをどばーっと一気に話した。

「・・・アイツ、３人いるってウソだな。俺、騙されてたんだよ、きっと。だって、アイツめちゃくちゃ独占欲強いの知ってるし、コイツー！って決めたら、まっしぐらだからな。なんで俺らの前でそうやってカッコつけるんだろう。」
「ねぇ〜・・・残り二人、もしかしたら気になるコがいるのかもしれないけど、王子ってさ、自分の同窓会の時にも私のことなんて言わなかったらしくて『だってさーラブラブの彼女がいます。なんて言えないよぅ〜・・・俺、高校時代から周りからチャラチャラ遊んでるって言ってたんだも〜ん』とかぬかしてたんだよ〜！自分の友達には誰一人として言ってなくて、会社の先輩が一人だけ知ってるみたい。」
「・・・俺、ホントにアイツに騙されてたんだー！！」
「三つ又の件は知らないよ。でも、週末、王子がたかちゃんと遊ばなかった時、一緒にいたのは私だも〜ん（笑）。」
「だよな・・・そんだけべったりしてたら、アイツ不器用だから他に女なんかできねーし、モテキャラじゃないからな〜。もちろん、仕事も忙しいし。」
たかちゃんは私の話を聞きながら、唖然としていた。

結局、たかちゃんに王子のことを相談し、飲んだ後始発までビリヤードして遊んだ。
「ちゃんと逢って話ししてないんだろ？だったら気が済むまで話した方がいいよ。オマエの性格だったら、週末の旅行行かないと後悔するよ、行かないで後悔するよりは行って後悔してこいよ！」たかちゃんはそう言って、私の肩を押してくれた。

たかちゃんとはけっこう一緒に遊んでたけど本音トークは初めてだった。
たかちゃんがいいヤツなのは知っていたけどここまでだとは思わなかった・・・好きになる相手、間違えたかな？
けど、お互いにこれからもいい友達でいられるような気がする。
（ちなみに、最初に会った時にたかちゃんの第一印象好感度Ｎｏ１は私だったらしい）

つっこみ 先頭 表紙

ライオンとわかれた後、電話をかけてきた王子の会社の同期の男の子（たかちゃん）は、私が泣くなんて思わなかったらしい。泣くような女じゃないと思っていたらしい。
心配した彼は「どうした？何があった？何か悲しいことがあったのか？」そう言い、「一緒に飲もう！」と言ってくれた。

ひなひめが王子と付き合っていることを知らないたかちゃんは、一緒に飲んでいた王子も誘ったらしい。
そんなの・・・昨日の今日で王子が来るハズなんかない。
案の定、待ち合わせ場所には王子は来なかった。
たかちゃんは「アイツ、明日出張だからさー。」と言ってたけど、たぶんウソだと思った。

私たちはワインを１本頼み、語りだした。
たかちゃん「何があったんだよ？」
ひなひめ「ん〜・・・フラれた。」
たかちゃん「はぁ？」
ひなひめ「大好きなヒトにフラれたの・・・自分ではそんなに好きだって気付かなかったの。」
たかちゃん「はぁぁぁぁ？？？ネエサン（たかちゃんは時々、ひなのことをこう呼ぶ）、モテないわけはないとは思ってたけど、色恋の話しだとは思わなかったよ・・・てっきり仕事のことかなんかと思ったよ・・・ってゆ〜か、オマエがそんなことで泣くとは思わなかった・・・。」
だけど、たかちゃんには、誰のことを好きで誰にフラれたのかなんて、言えなかったから、必死で話しをごまかしていた。

たかちゃんも最近失恋しただけでなく、仕事やプライベートでいろいろとあったらしく、「俺もさ〜」ってな具合で話し始めた。
たかちゃんこそ、ヒトに弱ってるトコなんて絶対に見せなくて、いつも笑って、みんなを楽しませてくれるのに、実はいろいろ考えていたらしい・・・

「こんな世の中にいてもしかたない・・・」

私がボソっとそんなことを言うと、たかちゃんは驚いた。
そして「話しが複雑そうだね〜・・・お互いにもうちょっと話そうか？」と言って、河岸を変えた。

酔いもかなりまわっていたんだと思う。
ひなひめはライオンとビールと日本酒を飲んでいた。
たかちゃんはクライアントとワインを飲んだ後、同期たちとビールを浴びるほど飲んでいた。

たかちゃんの口から王子の話が出てきた・・・
「アイツさ〜、最近行動怪しかっただろ？俺が酒を一緒に飲もうと思って、アイツの部屋（※同じ寮に住んでいる）に行ってもいつもいないし、週末は車ごといないしさ〜。今日、その話問いつめたんだよ〜。」
うなずいて聞いてたけど、その相手が私だとは言えない・・・そしたら、とんでもないことをたかちゃんは言い出した！
「週末の旅行の時に、あのメンバーでもっと具体的にいじろうと思ってるんだけどさ〜、あぁ、ひなひめちゃんも協力してよ！・・・アイツなんか三つ又かけてたらしいんだよ〜。」

ひなひめ、撃沈・・・唖然！！
バーのカウンターから落っこちそうになった。。。

つっこみ 先頭 表紙

泣き崩れて、寝たのか寝てないのかわからないままの木曜日を迎えた。

ヒドイかお・・・

木曜日はライオンとデートの予定だった。
私が会社を休むことをライオンにメールすると、ライオンは私の精神状態が少しおかしいことに気付いたみたいで、会社を半休してウチに来てくれた。

彼は何も聞かない。
何があったのかも・・・たぶん、それは王子のことがわかっているからではなくて、私が時々、自分の殻に閉じこもって出てこなくなっちゃうことを知ってるからだと思う。
ライオンは私が安心するように・・・自分を安心させるように私を力強く抱きしめて、優しい言葉を囁いてくれた。

全てをライオンの手に委ねる・・・

だけど、彼の腕に抱かれながら、気付くと涙が出ていた・・・
彼は気付かなかったのかもしれない・・・気付いたけど、何も言わなかっただけなのかもしれない。

ライオンを身代わりにしたわけじゃない。
ライオンに抱かれながら、他のオトコのことを一瞬でも考えていたことに気付いた時、目の前のライオンに「ごめんなさい。」ってゆ〜気持ちとここまで王子に対する自分の感情の強さに気付いた。

今までいつだって、ベッドを共にしている時に、他のオトコのことを考えたことなんかなかったのに・・・思っても、泣くなんてことなかったのに。

ライオンが優しくしてくれればしてくれるほど、自分が「愛されている」ことが不安で仕方なかった。

もっと強く抱いてッ！
ギュッとしてッ！
息が出来ないぐらいにキスしててッ！！

ず〜っとこのまんまで息絶えることができたら、どんなにシアワセだろう。。。
ライオンの腕の中で死なせて欲しかった。


ライオンのおかげで少しだけ癒されて、私たちは食事に出掛けた。
ライオンと別れる時は、やっぱり少し淋しくて駄々をこねてみたけれど、「おやすみ」を言って、家路につこうとした。

途中で、王子の会社の同期（合コン仲間）のオトコのコから、週末の旅行の件で電話が入った。
「今さー、王子とか会社の同期で飲んでるんだけどさー・・・」

せっかく、ライオンに癒された心がもろくも崩れ、その場で泣き崩れてしまった。
仲間ウチでは気が強くて、リーダーシップをとって、いつも強気な態度でいる私が電話口で泣いているのを聞いたそのコは、かなり動揺した。

先頭 表紙

最近、ちょっとしたことでとってもよく泣く・・・王子のことがある前から。
かなり不安定な精神状態だったんだと心から思う。

事の発端は先週。
水曜日の日記でひなひめは真剣に悩んでいた。
忘年会の最中、から電話があった。
普通に話せなかった・・・敬語になっていた。

夜、家に帰ってからかけ直した。
週末、仲間同士で旅行に出掛ける為の打ち合わせの電話だった。

電話でこんな話しをするのは嫌だったけど、気になった私は聞いてみた。
「ねぇ、どうして木曜日のメールに返事もなければ、電話もしてこないの？」
「・・・あんなこと書かれて、何話していいのかわかんないよ。」
「土曜日電話した時も機嫌悪かったでしょ？日曜日に食事に誘った時も・・・」
「あれはひなひめが勝手に切ったんだろ？」
「違うよ・・・王子が忙しそうにしてたし、悪いかな？と思って。」
「会って、何話せばよかったんだよ・・・」

そして、王子の口から「一人になって、いろいろと考えたい。」と言われた。
ひなひめのことは、人間的には好きだけど、彼女として果たして自分に合ってるのかどうか・・・って。そして、自分に合う人はどういう人なのかって・・・。
おまけに私が男友達とサシで遊ぶことも彼には耐えられなかったらしくて、醜い嫉妬心に自分自身が苛まれていくのが嫌だったことも言われた。

「もう一度、やりなおせないの？」
「そういう対象としては見れないんだ・・・俺のワガママだよ。ごめん。」

最初は強がって、王子の話に反論しまくりだったひなひめも、この言葉を言われた瞬間、我慢していた涙が一気にあふれ出した。

そして、気付くとプライドをかなぐり捨てるような言葉が口をついて出てきた。

「お願いだから、そんなヒドイこと言わないで！ひなひめのそばにいて、ず〜っとず〜っと抱きしめてて！・・・私から離れていかないで。」

水曜日の深夜、それでも無情に電話は切られた。
私は泣いたまま、クスリも切れて、ぐちゃぐちゃのまま、寝たのか寝ていないのかわからないままの朝を迎えた。


「自分の色に染めたい」って言った時に王子に出したメール・・・
「忙しいのに、くだらない事で呼び出してごめんね。
　なんかめちゃくちゃ寂しくなって、話しを聞いてもらうというよりかは
　側に居て欲しかったのね、、、

　ごめんね・・・

　でも、王子が言うように「俺は彼女は自分の色に染めたいんだな」って
　思うなら・・・そして「私がそれに染まらない」って思っているのなら、
　本当にちゃんと考え直した方がいいと思います。

　少なくとも男性が私に求めるステレオタイプの「素直さ」と私の「素直さ」
　は違うと思います。
　「素直さ」と相手の意見に「従順」であることは別物ですから。。。
　単純に「素直なイイコ」がいいのなら、○○ちゃんみたいなコを選んだ方が
　王子にとって、シアワセなことだと思います。

　たぶん、私には言わないし、見せないようにしてるだろうけれど、
　王子が私に対して我慢してることだって多いでしょう？

　もちろん「スタンダード」は、それぞれ違うと思います。
　昨日の話しの続きじゃないけれど、それを割り切ることはたしかに必要
　なのかもしれませんが、避けるのではなく敢えてぶつかって、初めて
　互いを尊重し合い・分かり合うという事に繋がるのではないでしょうか？

　暮れのクソ忙しくて、ただでさえナーバスになっている時に、こんな話しを
　して申し訳ないけれど、王子のことが嫌いで言っているのではないことだけは
　理解してください。」

先頭 表紙

お久しぶりです。。。暫く日記を読まない間になんか暇人変わっちゃった・・・。

ひなひめは、実は情緒不安定というか、軽い躁鬱病のケがある。
もちろん、通院してる・・・じゃないと、フツーの生活できないから。

お察しの方もいらっしゃるかもしれませんが、まさか！の出来事が起きた。

王子にフラれちゃったのら〜〜〜〜〜〜（号泣）。

王子はいろんなことで無理してた。
それはひなひめにもわかってた。
だけど優しくしてあげるココロの余裕がなかった。

大切なモノは失ってみて、初めてその存在の大きさに気付く・・・

何もする気がおきなくて、張りつめていたモノがぷちんと切れて、かなりヒドイ鬱状態に陥っちゃった・・・。

気付くと、手首から赤いモノが流れていた・・・

ヤダ！ヤダ！ヤダ！

だだっ子だ。

クスリの力って怖い・・・なんとか日記を書けるまでになったし、王子の友達（私も友達）にも王子との事を話したり、友達がいろいろと言ってくれて、今日は会社に来た。

あんなに私にべったりだった王子に、私がどんなに素直なココロで接しても拒絶されたのはものすごく辛かった。
彼の中にもう、私の居場所がないのに、泣いてすがって、余計に王子のココロが離れていくのがわかってたのに、取り戻したくて仕方なかった。

ここでぎゃー！ぎゃー！と王子の悪口（？）もたくさん言ったけど、王子に支えられていた面が大きいことにも、自分がたくさんワガママ言ったことにも気付いた。

どしたら、王子のココロを取り戻せるんだろぉ？

眠れない・・・食べれない・・・落ち着かない・・・
もうあの笑顔を、あの優しさを私に見せてくれることはないの？

おはようのキスしてぇ〜、そしたら起きるから！
お化粧してる顔見て「ひなひめがお化粧してる時ってスキ」って言ってぇ〜！
私を助手席に乗せて、いろんなところに連れていってぇ〜！
運転中にキスしてぇ〜！
夜景を見ながら、抱きしめてぇ〜！
「カワイイ！カワイイ！」って言ってて欲しいの！
抱きしめながら「スキでたまらない！」って言ってて欲しいの！
ヘタでもいいから、Ｈしてて欲しいの！
凹んでるひなひめを励ましてて欲しいの！
見つめ合って、笑い合っていたいだけなの！

お願いッ！！ひなひめのそばにいて・・・王子がいなくなることがこんなにツライことだなんて、思わなかった。

王子がひなひめにハマってたんじゃない！
いつの間にか、ひなひめが王子にハマってたんだよ・・・王子のペースに巻き込まれてたんだよ。

眠ると悪い夢しか見ない・・・起きると現実が理解できない・・・私の精神状態を彼は理解できないだろうな。。。

王子、「ず〜っと一緒にいたい。」って言ったじゃない！
「来週も再来週も１ヶ月後も２ヶ月後も３ヶ月後も王子が同じことを言ってくれるのか、ひなひめはとっても不安だよ。」って言ったじゃない！
ひなひめの言葉通りになっちゃったじゃない！！

うそつき・・・

先頭 表紙

先週末から王子とは昨日の日記に書いた通りだし、ライオンともモメたし。。。で、ちょっちお疲れ気味のひなひめ。

王子とのことを真剣に考え中。
ひなひめのまぶだちの女の子は「王子はひなひめのこと背負えないよ。今のひなひめには王子はキツイんじゃない？」って言われるし、まぶだちの男の子にも「最初から無理だって言ってただろ？」って言われちゃう始末。
昨日、「別れてやるぅ〜！！！」と意気込んで電話したけど、出なくて、メールのレスポンスもなかったから、今日も一日苦悩の時間が過ぎてゆく・・・

正直な話し、王子のことは好きだけど、王子の考え方はやっぱりまだまだオトコとしても人間としても「甘い」気がする。それは年齢的なことだけじゃなく、恋愛経験や社会経験という意味で、まだまだ経験値が上がる過程にあるのかもしれないと思ってる。
自分で言うのもヘンだけど、ひなひめは社会や恋愛を通して、いろんな人間を見てきたつもりだから、王子には「これからの成長」に賭けている部分も大きい。そう、成長できる人間だと思ってるから、成長過程を「カノジョ」として以上に「一人の人間」として見ていきたいと思ってるのだ。

「三つ子の魂百まで」という諺があるから、王子もひなひめもベースになってる性格・・・コアな部分はそう変わらないと思う。
生きてきた年数分がある上に今があるから、今の王子が好きなわけで、ひなひめも王子にはそれをわかって欲しいと思ってる。
特にひなひめはひん曲がって大きくなっちゃったから、大きい器でもって受け入れてくれないと困る・・・ワガママかなぁ？

王子は自分の方が学歴も社会的地位も上なのに、経験値ではひなひめに勝てないことを悔しく思っているみたいなところがあって、遠回しに言ってくるんだけど、そうじゃないじゃん？・・・まぁ、女よりも一歩リードしていたいって気持ちはわかるけどさ〜。

ウサ子様の日記を読んでいて、ひなひめもお付き合いした男性に影響を受けなかったわけじゃないよぁ〜と改めて思った。だけど、コアな部分までは無理・・・せいぜい、興味の対象が広がるだとか、食事の好みだとか、生活習慣だとか後付け的な要素だと思う。

性格なんて、よっぽどのことをしない限り、今さら変われないと思いません？
幸いひなひめもＡＢ型だから、いろんなひなひめがいるけど、自分の性格をねじ曲げて、無理してまでお付き合いしたって長続きなんかしないことは今までの恋愛でよぉ〜〜〜くわかってる。
「演じている自分に気付いた時＝恋の魔法が解けた」気分。。。

王子の前では素の自分とお母さん的な自分、甘える自分・・・いろんなひなひめを見せてきたつもりだけど、彼には受け入れる器がなかったって諦めるしかないのかなぁ？

クリスマスも近いし、いろんな所に連れていってくれるのに、もったいないとは思うけど、真剣に悩んじゃうひなひめなのです・・・ヒネひめなのかしら？？？むぅ〜ん。

先頭 表紙

先週、ひなひめは仕事仲間にちょっとキツイことを言われて、ちょっぴり凹むことがあって、半泣きで王子に電話をかけた・・・「今から、会えない？」って。
時間が遅かったけど王子は仕事中だったらしく、案の定、無理だと言われた・・・ワガママを言ってることはわかってたから「じゃぁ、いいよ。ごめんね、仕事中に。」とだけ言って、電話を切ったんだけど、結局王子は時間を割いて、会ってくれた。

事のいきさつを泣きながら一通り話したら、王子は「俺の考えをひなひめに言っていいのかどうかわかんないけど・・・」と言葉に詰まった。中途半端されるのは嫌いなので「だったら、言って欲しい。」と言ってから、王子の意見を聞いた。
うんうんとうなずきながら王子の意見を聞いた後で、自分の意見を述べると・・・王子は顔をしかめて、少し拗ねるような顔になってしまった。

挙げ句・・・「ひなひめは素直じゃないよな。俺はやっぱり、自分のカノジョには自分の色に染まって欲しいんだな〜。ひなひめは、自分の性格のコアになってる部分の色をちゃんと持ってるんだよ。」とのたまいやがった。

なんですと〜ッ！？

以前から「自分の色に染めたい」とは言ってたけど、なんでそこまで言われなきゃいけないの！？今時、こんなこと相手に対して言うヤツいるか〜ッ？ひっくり返りそうになっちゃったよ！
だって「自分の色に染めたい＝自分の思い通りにしたい」ってことでしょう？

突然呼び出しておいて、キレるのは申し訳ないとは思いつつ「自分でそう思ってるなら、○○ちゃんみたいに王子が言う素直さと従順さを持ったコを選んだ方が王子の為だよ。それがわかってて、付き合ったんじゃないの？」と言い返した。
黙り込む王子・・・
そして、王子のおかげで凹んでいた気分にイライラが増して、家に帰ることになった。

＜男友達１（２７歳・メーカー営業）の意見＞
「王子の気持ちはすごいわかるよ。だけど、それをひなひめに求める時点で、間違ってるね。」

＜男友達２（２６歳・大学生・ただし社会経験あり・王子と同じ歳）の意見＞
「女はモノじゃないよ。モノ扱いするようなヤツはオトコじゃないね。自分の色に染めたいってゆー気持ちはわかるけど、染めさせる技量もなく、染めることによってでしか、自分自身に自信を持てない王子はまだまだ若いんね。」

＜ライオンの意見（遠回しに聞いた）＞
「まぁ、大抵のオトコは自分の思うとおりにしたいって思うけど、思い通りにならないからこそ、恋愛って楽しいんじゃないの？」

わたし的には、３人ともビンゴ！

王子と冷戦状態の日々が続く・・・別れちゃおっかな〜？

先頭 表紙