2003-10-12 new 回目のデートin志穂カレのお部屋ｅｔｃ
2003-07-06 59回目のデート：渋谷ａｎｄ上野
2003-06-28 57回目のデート：志穂カレのお部屋
2003-06-07 53回目のデート：錦糸町etc
2003-05-24 50回目のデート：志穂カレのお部屋
2003-05-10 47回目のデート：志穂カレお部屋etc
2003-04-19 41回目のデート：志穂カレのお部屋
2003-03-05 33回目のデート：東京ディズニ―ランド
2003-02-28 32回目のデート：志穂カレのお部屋
2003-02-27 31回目のデート：志穂カレのお部屋

久しぶりのデートで浮かれていたといえば確かにそうかもしれない。
はしゃぎすぎて羽目を外しすぎたのもあるかもしれない。
しかし、近頃忙しくて疲れすぎていたにも関わらず、自分の体を理解していなかったのが一番いけなかったのかもしれない。

…そう思った時には遅かったんだけど―。

急に体調が悪く感じた。
一度、志穂カレのお布団に横にさせてもらったが良くなるどころか、悪化していくのがすごく不安に感じたし。
「ごめん…帰りたい…かも」
「…よし、起きれるか？」
そのひと言を言ってから志穂カレの行動は早かった。
気分が悪く吐き気までみまわれた私に最善の対応をしてくれた。
眩暈までしてきて不安がいっぱいだった、こんな時すごく自分って弱い生き物なんだなぁって感じて…。
でも、動けるうちに自宅に帰りたいというのが志穂カレは察してくれたのが少し驚いた。
わたしの手をずっと握りしめていてくれたのだ。
とても嬉しいかったのと同時に恥ずかしかった。
いつもは自分がいなきゃダメな人なんて思っていたのが、こんなにも冷静に対応している。

今までのひとたちとは違っていた。

焦ることなく、冷静にわたしの表情を読み取り、誰に連絡をとればいいか…。
こんなにも自分に恥ずかしいと感じたことはなかった。
そう、穴があったら入りたいといった気分がこんなものなのかと初めて感じたのは、あまり感じたことのない感情だった。

「ごめんね…せっかく久しぶりに会えたのにこんな事になっちゃって…」

まともに志穂カレの顔が見れなかった。
でも、志穂カレの言葉を聞いて本当にちっぽけな自分に泣けそうになってきた。

「お前が謝る事ないよ。これから先ずっと一緒に生きていくんだ…お互いに支えあえなきゃ意味がないだろ」
「…ごめんね…情けなぃよ」

頭を優しく撫でてくれる志穂カレがとてもたくましく思えた。
（この時…は…だけどｗ）

ひねくれたこの性格、なんとかしないとダメなのかもしれないｗ

つっこみ 先頭 表紙

志穂カレと久しぶりに外へデート♪
伯父から頂いたミレー３大名画展へ感性を磨くために行ってきた（笑
人ごみの中志穂カレに守られながら見て回って「これが有名なヤツね〜」と本当に理解したのか？と自分に突っ込みを入れながらすごぃねを連発（笑）
それからは前から志穂カレが夏服を買うとかで上野へ向かうことにした。
上野駅から降りて「さてこれからどーしようか〜」と言ってた時には、またもやデートが最悪の状態になるなんて予想もつかなかったけど。

志穂の携帯にメールが一通。
さっき母親に電話をかけたが出なかったので、母親からと…そう思って携帯を開いたのが今から思うと間違いのもとだった気がする…。
メール受信を開くと（あれ？【友人メール】の受信boxに入ってる…誰からだろう）
そこで見るのをやめとけば良かったのだけど…開いちゃったのよね。
その時、志穂カレがメールを開いた時にちらっと見たちゃったものだから顔が固まる。その送信者が志穂カレがうっとうしいヤツ…と怒りをあらわにしていた男ともだちだったものだから…予想はついていたけど大変な口論の幕開けになってしまった。
「なんでコイツはいつも人がデートしてるって分かっているのにメールしてくるんだ！！激怒）」
「私に言わないでよ…汗）私だっていつ誰からメールくるかなんてわかんないよ！」
「そうだけど…イライラ）」

こうなってしまうと志穂カレの怒りは当分止まらないだろうなとは思ってたけど…予想以上。で、だんだんとこっちも頭にきて途中で志穂カレに
「泣いてるのか…？」って聞かれたが心の中では―
（頭にきてるのっ！バカっ！！）と叫んでいたことは志穂カレには内緒で。
志穂カレの話を聞いていると、いかに私を他の男に取られないか。
私が他の男に行ってしまわないかが心配でたまらないらしい…。

嬉しいよ。
そこまで思ってくれる気持ちは嬉しいけど。

それってさぁ…滝汗）

正直、呆れて何も言えなかったけど。
バカにするにも程があるよねぇ…怒）
だから思いっきり言ってやった。
「私はＭくんが好きなの！何で他の男のとこ好きにならなきゃならないのよ！」
「だって…志穂はいつも『人の心は永遠なんてない』って言うじゃんかよ…』
（あ、しまった…私がいつも不安にさせてたのかぁ…？素汗）
「た、確かに言うけど…えーと、それとこれとは違うでしょ？汗）」
「そーゆー事なんだろ？(-_-)じ…」

（あわわ…汗）

そしたら今度は何を言うかと思いきや志穂カレめ…私が浮気をしてるんじゃないかと思っていたらしい…ぶちっ）
「どーしてそうなるの！怒）あのさぁ…元カノと一緒にしないでくれるっ！」
「・・・ごめん」
結局なんでか、最終的には携帯で最低限必要な男友だち以外は全て連絡消去されちゃったし…。

まぁ、自分から用事なんてないから消されても関係ないんだけど。
でもさぁ…友人失くしたのと変わんないよね。しかし志穂カレとその友人たちを天秤にかけたらやっぱり…どんなに子ども染みた独占欲が強くても、ガード固くても、ヤキモチ妬きでも好きなんだからしかたないって言えば仕方ないのよね（ため息）
よく、恋人ができると異性の連絡先を消去しちゃう友人も多いんですけど…私的には友だちとしてなら構わないと思うんですけどねぇ…はぁ。
このへん…他の人はどうしてるんだろ？
友人に言われたけど…私はかなり甘いらしい。
確かに…今回のこと考えると…かもね…。
友人さんに言われたこと…『あんたが甘やかし過ぎなんだよっ！！』
あのぉ〜犬じゃないんだからさぁ…苦笑）

今日はほとほと疲れた一日になった。

つっこみ 先頭 表紙

またもや昨日下らぬことで大喧嘩。
しかし、志穂カレが平謝り。
で、お互いに蟠りがなくなって一日中仲直りのスキンシップ（笑）
楽しい一日になったと、帰りの用意をしていた時に志穂カレが元気よく一言。
たぶん…大学の友人とそれは楽しく遊んでいたんだよって言いたかったんだろうけど、私にしてみりゃ…怒りのスイッチでしかなかったのよね。
「そぅ言えば、ちょうど志穂とケンカしてる時友だちとその遊びしててさ、ケンカのことなんて忘れてたよ（笑」
「・・・（ぶちっ」
思いっきり、ティッシュを志穂カレの顔面目掛けて投げつけてやって
―見事的中！
「痛っ！！」の声を聞きながら私の腕もまだまだいけるねって思ったり。
「帰るっ！」
「へっ！？ちょ、ちょっと待てよ！！」
「ついて来ないで！！一人で帰るから！！怒）」
玄関まで行ってドアから自分が出たら、外から志穂カレが出て来れないように体で押さえつけそれから一気に帰る方向へ一直線に走っていった。
「待てよっ！！」
「今日は一人で帰るのっ！！」
「悪かったよっ」
「・・・・・」
「待てったら！！」
「・・・・・」
「そりゃ、俺が悪かったけど―」
「…ずっと気にしてたのに！！半泣）」
少し振り返って言った瞬間、私の言葉に志穂カレが止まった気がした。
「だ、だから待てって！！」
「もう！！今日はひとりで帰るってば！！激怒）」

それからもう、志穂カレの止める声も足音も聞こえなくなった。

帰り道が私にとってとても苦しかった。
「…Ｍくんのバカっ！！」
涙が止まらなくてただそればかり呟いていた気がする。
初めてひとりで歩いた帰り道に、このまますれ違っちゃうの…？というマイナスな考えばかりがこの時、頭の中を巡っていた。一歩一歩アスファルトを踏みしめるとさっきまで志穂カレが追いかけてきて叫んでいた言葉が耳に響いてくるような気がして、なんとも自分が女々しい気がして恥ずかしかった…。

足が向くまま寄り道をした。…小さな神社に。
ここで木漏れ日のなか寄り添ったり、お祭りの屋台も回ったりして楽しんだ…
そーいえば、ここで拗ねて志穂カレを困らせたこともあったっけなぁ…なんて
大きな木の側にある小さな石のイスに座ってわんわん泣いた。
その時、正直志穂カレを憎らしくて泣いたのか、こんな風になってもまだ志穂カレを求めている自分に呆れて泣いているのか…わからなかったけれど。
ただ最後に「ひとりで今日は帰るのっ！！」と言った時に無理矢理にでも腕をとって止めてくれずに帰ってしまった志穂カレに何を期待していたのかという自分への情けなさと志穂カレの強引の無さに落ちこんでいた自分に厭らしい…と自己嫌悪。
何度も「待てよっ！！」と追いかけてきて叫んでいたのに、こんなことを思われていたなんて知ったら志穂カレは悲しむね…きっと（苦笑）

それからどのくらい経ったかあまり覚えていないけど、泣き止んで重い腰をあげて電車に乗り込んだ。１時間以上電車に揺られながら
（こんなケンカ意味ないよ…）
志穂カレに久しぶりに自分から謝りのメールを入れた。
返事はすぐにきた。
『あの時は俺も「話ぐらい聞けよっ！」って思ったけど、一人になってよく考えたら俺のあの一言、すごく志穂を傷つけてたんだって思った。本当にごめんな。』
それから少し色々メールで話あって、またもや解決。
それから明日の話になって…
『明日も一緒にいるって約束したからいたいんだけど、レポが間違ってたんだよね(笑)やり直さないといけなくなった』

（またそのオチかぃっ…怒）

堂々巡りと言う言葉が一番適している気がした。

つっこみ 先頭 表紙

ずっと長引いていた風邪がなかなか治らないので、病院に行きたかった。
だけれど…一人で病院行くのがイヤだなぁ…ってことで（ダメ人間ｗ）
お互いの大学の授業が終ったらでいいからってことで志穂カレに
「ねぇ、病院付き合ってよ」と言ってみた。
案の定、一言でオーケーが出た（笑）
分かっていても考えていた通りなると嬉しいものだったりするんだよね（笑）
「いいよ。志穂の大学まで迎えに行くから、講義終ったら待ってろよ」
「え！？本当にいいの？」
「別に構わないよ＾＾」
正直、病院って待ち時間長いし、ヒマだし…
一人だとなんかドキドキしちゃうんだよね。小心者だから（苦笑）
これが昨日の話―。

病院に行くのはイヤだけど、志穂カレが付いてきてくれるって言うのでちょっぴり嬉しいな♪と会うのを楽しみに、一日の講義が終って大学の門の場所に立っていた。
…この時は２時間後、頭にきて志穂カレに「別れるからっ！！」と言い放つとは予想もしてなかったけど。

すぐに志穂カレが迎えに来てくれて、お昼の時間になった。
「もぅお昼だね！？お腹空くはずだよぉ〜苦笑）」
「だな（笑）お昼どうしようか？」
「お腹空いたぁ〜」
「分かった分かった（笑）だからどーするんだよ」
「う〜ん、どっかで買って持っていって公園とかで食べようかぁ？」
「俺は別にいいよ＾＾天気いいしそーすっか」
やっとのことでお昼を買い終わって、腕を組みながら駅に向かい今日あったことを二人で楽しく話してた。
そして電車に乗り換える時に、それは起こった…。

簡単にことを言ってしまえば…
私が約束を破ったから―。

「元カレは〜だからなぁ…」
「・・・・・」
「どぅかしたの？疲れた？」

急に黙った志穂カレの顔を向こうとした時、いきなり私の右頬に衝撃がきたの！！
あ〜なんか今思い出してもちょっと頭に来るけど…。
繋いでいた手がちょうど握り合ってるからグーになっているんだよね。
それが軽くでも頬に触れたら痛いでしょーー！！！（いや…ただ不意をつかれて
ビックリしたからそう感じたのも少しあると思うけど…）
「いたーーぃ！！！痛い！！！！痛い痛い」
（バカみたいに連発して志穂カレのこと睨んでたかもｗ）

「なにするのよ！！？」
「約束やぶるなよ…静かな怒）お前が決めた約束じゃん」
「はぁ？」
「『元恋人の話は禁句』って言っただろ」
「・・・あ〜（忘れてた…」
「ちょっとまってよ！だからってぶつこと無いじゃん！！怒）」
「いつぶったよ！頬をつっついただけだろ！怒）」

もぅここまでくると駅のホームだろーが、人がいよーがお構いなしに口論してたかも。
「そりゃ、私が悪かったけど…それはごめんなさい…」
「・・・・・」
「…でもさ…今度手あげたら別れるからっつ！！怒）」

今考えるとなぐったってやつでは確かに…なかった気がする（笑）
でも、この時はもぅなんか頭にカッチーンってきて口が止まらなかったんだよね。

それでその後、志穂カレは私が激怒してることを察知して冷静になったのか、私が振り払った手をもう一度取ると「映画行こう…な？」と機嫌取り？
でも、結局ぶすぅーーっと映画館に入って座るまで志穂カレを無視（苦笑）

結局、あほ娘だから映画見終わった時にはそんなこと忘れてご機嫌だった。
ははは…。丸めこまれてるし…。
何やってるんだろ…わたし（苦笑）

つっこみ 先頭 表紙

今日は前から買っていた物を志穂カレのお母さんに渡さなきゃ！！と意気込んでお宅に向かうこととなった。
志穂カレのお母さんのお誕生日が近いということを聞いていたので、いつも気を使っていろんな物を頂いてばかりなのはさすがに…と思い急遽、お誕生日プレゼントを用意することに―。

といってもそんなにまだお話したわけじゃないから趣味といってもわからないと途方にくれる（苦笑）
で、いろいろと悩んだんだけど、やっぱり主婦ってなると貰ってもかさばる物はイヤだろうし…かといって使い物にならない物をプレゼントしてもなぁ…。
しかも志穂カレのお母さんはかなり可愛い物好きのように感じる。
って考えた悩んだ挙句にプレゼントに選んだものは、お塩や胡椒を入れる小さなガラスで出来ているクマさんの入れ物に決定ぃ！！

まぁ、一応いつもありがとうございますという気持ちで、受け取ってもらえればいいと思って気を楽にしていくことにしたけど（笑）
しかしいつもの事ながら、早い時間からお邪魔しているから弟の末っ子くんしか起きてないみたいで…（苦笑）
（やっぱり休日ぐらいゆっくりしたいよね…）
ってことで、家に着いたらすぐにいつものように志穂カレのお部屋に直行〜♪
ＵＮＯしたり、いちゃついたりテレビ見たりで、すぐにお昼。
今回は志穂カレが珍しくお昼の用意を１人でしてくれて、すごく嬉しかった（笑）
そしてお昼を食べてお腹いっぱいになったら急に眠気が襲ってきた。
（ま、これもいつものことよね。。。苦笑）

「なんだか眠くなってきちゃった（笑）」
「寝不足とか言ってたもんな（苦笑）いいよ。寝ても」
「じゃ、一緒にお昼寝しようか♪」
「はは（笑）いいね＾＾」
ってことで、お布団引いて２人してゴロン〜☆
志穂カレの腕枕ですーっと眠りに入っていった。


それから―

「うぅん…あづ〜ぃ…はっ！！？」
「…ん、どーしたんだよ」
「ちょっと！笑）日が落ち始めてるよ！！」
「は！？」
２人で夕方までぐっすり眠っていたのがなんとも言えないアホっぽさ（笑）
お昼寝じゃなくなってるしね（笑）

「あっつーぃ！！、(≧△≦)ノ汗かいちゃったよぉ！！」
「ってか、なんかここ汗じゃないような感じがする（苦笑）」
志穂カレがＴシャツの右胸あたり触りながら苦笑いしていて…ヤバっ

だって…

だって…思いっきり私のよだれつけちゃったんだもん（素焦）
でも、焦る必要なかったみたい。
「ごめん…よだれつけちゃった(///┰//;)そろそろ」
「そっか＾＾；ま、気にしてないからいいよ（笑）」
そんなにあっさり？！（笑）
なんだかそんなところまで寛大だと…汗）
いや、とっても嬉しいんだけどね（笑）

でも、その後の志穂カレの言葉に少し耳を疑ったけど…（苦笑）
で、軽く志穂カレをあしらって（笑）一言。
「Ｍくん私より汗すごぃじゃない。早くシャワー浴びてきたら？＾＾」笑）
「…わかった」
（ウケる…）
内心かなり爆笑していた。

シャワーから出た志穂カレを連れ出して夕暮れの公園へ。
アイスをコンビニで買って食べてました♪
すごく子供たちのはしゃぐ声が遠くから聞こえてくるんだけど、またそれが穏やかそのものって感じで。。。

そっと志穂カレが肩を抱き寄せてきた時、ハトたちの羽がほんのり夕焼け色に見えた。なんだかすごく久しぶりにキレイな夕焼けを見たよな気がした。

つっこみ 先頭 表紙

日差しが暖かく…今日はのんびりと穏やかになるような１日になるはずだった。
それが、志穂カレとデートを始めて３時間後に私の気分で下降し始める。

（また…だ）

抱きしめられても、頭を撫でられても…涙が出てくるだけで、テンションが上がる気配もない。
テレビを見てテンションを上げようとしたけど、こうなってしまうとどうしようも出来なくなるのが辛かった。
そろそろ母親の実家に届け物をしに行かないといけなかったので、２人で向かうことになったけど…会話は弾むことがなくて。
「どうした？」
「…なんでもなぃの」
その繰り返し―。
ぎゅっと手を握られて、急に胸が熱くなった。
でも、志穂カレが困っているのがわかっていた。
なんとしてもここから…自分の殻から抜け出さなきゃ…そう思っていた。
「あのね…私、私ね…」
「うん…止まって話すか？」
「ううん、歩きながら聞いて…」
俯きながら話す私に志穂カレはただ黙って手を握りながら聞いていてくれた。
「私…どうしても不安になっちゃうの」
「うん」
「自分のことをどう思われているのか…不安になって怖くなって」
いろいろ自分の口から素直に出る言葉に従ってみた。
言い終わった後、志穂カレが頭を撫でながら言ってくれた言葉が抑えていた蟠りを吐き出させてくれた。
「志穂は気にしすぎなんだよ…。俺はずっと志穂の傍に居たいと思っているし、居るよ」
人通りが多い場所だから我慢していたものが、目頭の熱いものと一緒にこみ上げてきた。
「志穂が前に俺に言っていたように、俺に何でも言えよ！」
「いつも気をはってなくていいんだ。俺に甘えていいんだよ」
急に我慢してた涙がどっと溢れてきた。
すごく嬉しかった…。
それから溜め込んでいたものを涙と一緒に流した。
私はやっとめぐり合えた。
自分を受け止めてくれるヒトを―。
志穂カレに抱きしめられながら、また２人で歩きだした。

母親の実家に着くと「上がって飲んでけ」といい続けられ、結局断りきれなく志穂カレを伯父さんたちに紹介することに。
「ねぇー、上がってけって…汗）」
「えーー！？」
驚きながらもそんなに緊張もしてない感じで、志穂カレも伯父家にお邪魔（笑）神田祭のお神輿がくるまで伯父と志穂カレと私で飲むことになった。
それからは志穂カレ、伯父の質問攻撃！苦笑）
（可哀相に…）

ただ、思っていたことは…自分の父親にも合わせてないのに
伯父家に上がらせてちょっとまずかったかな…って考えてた。
だってね〜、やっぱりいろいろ父親としては不愉快にならないかな…って。

志穂伯父と志穂カレと私の３人で呑んでいると、地区の神輿がやってきた。
それと同時頃に、伯父家のみんなも帰ってきてみんなで神輿を見に行くことになった。
それから志穂カレも一緒に夕食をご馳走になることになった。
９時半頃に志穂カレが退却。
私はお酒も入っていることだし…ってことで、泊まることに急きょなった（苦笑）

「また明日ここに迎えにくるよ」
「うん」

志穂カレはそういうと頬にキス。
そのまま「じゃあな」と夜の闇に消えていった。

先頭 表紙

初めて１人だけで志穂カレの家に行く！と大見得を切ってみたけど…志穂カレの家にたどり着くまでが冒険ものだった。

いつもは志穂カレの最寄駅まで、私を迎えに来てくれる。と言うのが当たり前になっていたから、いつもの３倍近く時間がかかった。
何故なら私は、極度の方向オンチだし…苦笑）
なのに、かなりの負けず嫌い…
１人でたどりつけないんだぁ〜（笑）と小バカさにされると…ぷちんっ！バカにしゅるにゃーー！！的に猪突猛進に入る。
だからわかっていた事だけど…途中から『ここどこぉ〜…（泣』となかば、半泣き状態だった気がする。
前日に志穂カレに『抱きつきに来る？笑）』と言われ、なら言ってやろうと思い立って朝早く行ったはいいけど、ここからどう行くんだったけ？とすぐに信号を渡って、途方にくれていた（笑）
ようやく志穂カレの家にたどり着いて、ホッとしていた私。
ウキウキで家の中に入って行くと―
志穂カレは自室でがんがんに寝ていました…ははは。

（…こっちは一生懸命着たのに…怒）

と、心の中で志穂カレに足蹴りしていたのは…内緒で（笑）

でぇ、結局いつものようにお部屋でのんびりゴロゴロ過ごしていました。
お昼は初めて志穂カレの家の台所を貸していただいて、うどん作りｗ
「めんつゆあるよ」
「うん。じゃぁ、おつゆの方は頼んでいい？」
「う、うん」
私はもくもくと食器の方を洗っていたので、志穂カレにおつゆをお湯で割ってもらうことに。

数秒後―

「志穂…俺が食器洗うから、おつゆ作って」
「え？」
「作り方わかんない…って言うか、失敗したら嫌だ…」
「…はいはぃ（苦笑」
仕方なくやること交代することした（苦笑）

末っ子の弟くんの分も一緒に作ったけど…「いらないっ！」って言われて…笑顔でちょっぴり凹んだり…。
（…私、嫌われてる？汗）
って、最近よく思ったり（苦笑）まぁ、気にしないようにしてるけど。

そんなこんなで、帰る時間になって帰りは暗いのでいつものように駅まで送ってもらうことした。
手を繋ぎながら、ゆっくり歩いていたけどやはり目的地には着いてしまうもの。
電車を待つ間、改札口あたりでいちゃついてみた（笑）
「帰りたくないなぁ…」
「うんじゃ、泊まっていく？」
（…わかってて言ってやがるぅ…）
何であろうが、男の人のうちに泊まりにいくなんて言った日には勘当ものなのわかって言うなよぉ…素泣）
それを知ってて言う私もバカ（苦笑）だが、知ってて言う志穂カレもおバカよね。
で、仕方なく電車がくる時間になったのでしぶしぶ志穂カレに手をふって改札口を通る。
その時にいつも「気をつけて帰れよ！」の言葉に胸がキュンって感じにくるんですよね〜。
そのことは恥ずかしいから言ってやらないけど（笑）

先頭 表紙

半年ぶりに志穂カレと東京ディズニーランドにデート行くことになった。

着いてそうそうに写真をたくさん撮った。
どうしてもお人形さんと撮りたいと、だだをこねてかなり引きずりまわして行列に。でも、並ぶのが好きではないらしい志穂カレにかなりてこずったけどね。

で、上着やバックなどをコインロッカーにつめて、やっとお店などのところまで。

私はティガーの耳をつけて、どぅどうv？と志穂カレの顔を見ながら言ってみた。

「トラに変身したから食べちゃうゾ♪」
「え？志穂はネコだろ？（笑）」

と、笑顔で返されてかなり私的にツボにはいっちゃったみたいで大笑い（笑）

そのうち２人で気持ちが盛りあがりはじめて、ようやくアトラクションを回っていると志穂カレの昔のバイト先の先輩さん（カップル）やらに遭遇…。
と、言っても志穂カレが見かけただけで直接的な接触はなかったものの、メールを面白がって入れていた。
帰る頃に、相手の先輩さんたちからメールで「会えたら食事くらいおごってやったのに」と来ていたらしく、かなり志穂カレは悔しがっていた（笑）

「せっかく奢ってくれるんだったたら見つけ出したかったなぁ〜（笑）」
「向こうもデートできてるんでしょ？邪魔になったら悪いよ」
「いや…志穂のこと見たいから言ってきてるんだよ、きっと（笑）」
「え！？何で…」
「そーゆーの大好きなんだ…あの人たち（笑）」

（カップルで野次馬根性なのかぃ…汗）

食事が終わってから、洋風お化け屋敷から出てきたらパレードの真っ最中でかなりいいところで見る事ができた。
20周年記念らしく、パレードが王子様とお姫様シリーズ（？）になっていてとても綺麗でうっとり〜。
見えなくなり「じゃ、別のアトラクションのとこ行くか♪」と、歩いていくと、少しして別のとこへまたもやパレードに遭遇（笑）　

急に志穂カレ振り向いた。

「カメラあったよな？」
「うん、あるよ。…はい」
「人だかりであんまり見えないだろ？撮っといてやるよ＾＾」

と、撮ってもらったけど、後で見たところちょぴっとお姫様たちが小さくて見難かった…（笑）まぁ、私の為に一生懸命とってくれたので、それだけで嬉しかったからいいんだけど。だから、その写真も大切にしまって入っている。　　

今日は前と違ってあまり遅くまでいられないので、夕方に少し早い夕食をとってお土産を買いに行った。
そこで志穂カレがお揃いでプーさんの携帯ストラップも購入♪して私にプレゼントして、すごく嬉しかった。志穂カレからの久しぶりのプレゼントだしｖ
一番、プーさんが好きだったし、ストラップも新しいのが丁度欲しかったし〜♪

結局、早く帰るのがイヤで志穂カレに「家まで送って！」
「うん、いいよ」の一言で決定（笑）

かなり疲れが出てているのはよくわかっていたけど、また明日から会えないと思うと淋しくて電車の中でも、志穂カレにずっとぴとっとくっついていた。
電車から降りていざ、「またね」って言うのが辛くていつも苦手。
楽しかったから余計に辛かった。
だから、ちょっと俯いたような感じで

「送ってくれてありがとう」
「うん。いいんだよ」
「またね…気をつけて」
「じゃあな」

志穂カレの姿が見えなくなってから、淋しさが急にこみ上げてきて…
その場で涙目になっていた。

先頭 表紙

いつものように彼氏の家に今回も遊びに行くことになった。
お部屋に着くとお互いに寄り添っての〜んびり♪
（はぁ〜しあわせだなぁ・・・）
最近、私たちはかなりうまくいっていた。


うまく行き過ぎていて少し、怖ぃな・・・なんて思ったくらい。


そろそろ暗くなってきたからいつもの駅まで送ってもらうことに。
またいつ会えるかなぁ。なんていい合いながら駅に向かった歩いていった。
そう、そこまでは幸せ絶好調とでもいう感じで、順調にいっていた。
でもある一言で、一瞬にしてその空気の流れは変わってしまった。

「あれ、スパイダーマンを意識してるのかなぁ」
「前にも言ってたじゃない」

ただ、その私の一言が一瞬にして志穂カレを黙らせてしまった。

「・・・俺言ってないぞ。誰かと勘違いしてるんじゃないか？」
「えー？Ｍくんだよ・・・」
「この道は今日初めて通ったんだぞ」
「そうだったけ？」
「・・・・・」
「うーん、そうだったかなぁ」
「・・・・・」
「あ、もしかしたら・・・Ｒくんとスパイダーマンの話しをしていた事とＦちゃんとこの辺歩いてる時に見てた事で勘違いしたのかも・・・」
「・・・・・」
「ごめんね」
「・・・・・」

志穂カレが黙ってもくもくと歩いている背中を見て、急にこっちのテンションも下がりはじめた。

「ねぇ・・・何で黙ってるの？」
「・・・・・・」
「はっきり言ってよ！怒ってるの？」
「・・・いや、本当に誰と勘違いしたのかなと思ってね」

この一言で久しぶりに頭にきたかも…。
もぅ…かっちーんと。

それと少し泣きたくなった…。

志穂カレは何か誤解してる。そう思ったら辛くなった。
それから今度は私が黙ると、急に志穂カレが口を開き始めた。

「志穂が言うこと信じるよ」

でも、もう遅かった。
信用されていない・・・そのマイナスの気持ちだけがいっぱいになって
そっと手を握ってきた志穂カレの手をつかみ返さなかった。
それからずっと駅まで志穂カレの一方的な話し掛けでその日は別れた。

次の日は志穂カレのメールを返す気にならなかった。
１日冷静にならなきゃ・・・と思うぐらいに私のテンションが下がっていたからだ。

その次の日やっと気持ちを入れ替えなきゃ！と思って志穂カレのメールに返信。

「私のこと信用してないんでしょ？」
「してるよ！一昨日の事言っているのか？」
「そう」
「俺は志穂のこと疑ってないよ。確かにあの場では気になったけどさ。俺は志穂の言葉信じるって決めたから！だから疑ってないよ」
「じゃぁ、何であの時黙ってたの？！」
「俺の言った言葉を誰と勘違いしてるのか気にしてた。・・・誰かと会ってるのかとちょっと思ったんだ」

やっぱり私のこと信用してなかったんだと思ったら、言葉も出なかった。
浮気なんてしてるはずないじゃない。
そんな暇、私にはないわよ！！って言ってやりたかったけど…なんか言葉に出なかった。
だから、もう一度だけ言った。


「私が好きな人はＭくんだけ」

先頭 表紙

志穂カレのおうちでのデートも大分慣れてきた今日この頃。

とっぴおしだけど（笑）私は男性のスーツ姿が大好き♪
だって孫にも衣装じゃないけど（笑）紳士的でカッコよく見えるじゃない？
で、志穂カレの部屋に着いてすぐに目に飛び込んできたのが成人式で着たらしいスーツ。
「着てみてｖ」といつもより甘い声を出してせがんでお願いしてみたりする（笑）
私のお願いは大抵志穂カレに通らなかったことはなかった。
案の定、すんなりＯＫがでたわけ（笑）

で、頭に浮かんだ次のことは―
（なんならネクタイ結びも教えてもらいたいかも…いい機会だし）
志穂カレがもくもくと着替え始めている時に、いきなり首にかけていたネクタイをぐいっ！とひっぱり一言。

「ネクタイ結びたいの！！」
「はぃ？（笑）」

少し驚いていたようだけど、二つ返事で返ってきた。

「うん、いいよ。じゃ、こっち来いよ」

で、志穂カレの前にくっついて立ってまず私にやってもらいながら、ネクタイ結びに個人レッスン（爆笑）
案外ぱぱっと覚えて、志穂カレで実践！

「へぇ〜、志穂は覚えが早いな＾＾」
「本当っ！？じゃぁ、合格？（わくわく」
「うん。この部分をもうちょっとゆとりもたせてあればね（はっきり」

いつも最初の笑顔でぬか喜びさせておいて、最後に痛ぃ一言で終るのが志穂カレでもあったり…。
まぁ、いずれにしてもネクタイ結びは覚えられたのがなかなか嬉しかったのには変わりはなかったからいいんだけどね（苦笑）

最後は何故か一緒にノリノリで写真まで撮っていた。
（案外乗り気じゃない…笑）とか、思いながらも、もう一度最後に、ネクタイ結びに再チャレンジ！！

結局また「いいんじゃないかな＾＾…あ、でも長さがダメ」と、ダメ出しされてたけど（苦笑）

スーツにも飽きてきて、テレビを付けて一緒に見ることに。
でも、あんまり面白くなくて、何にそんなにもテレビに食い入っているのか不満たらたらで真剣に見ている志穂カレにちょっかいを出してみる。

「ねぇ〜、つまんなぃ！！」（足蹴りげしげし…
（頭を撫でられ、よしよし）
「怒）…ねぇ〜！！かまってよーー」
「うーん…」（頭を撫でられ、よしよし）


―ダメだ…敵はかなり手ごわい…―


そう悟ったので、仕方なく強行突破することに。
ばんっ！と立ち上って志穂カレ肩に乗る。
「相手しろぉ〜」


相手はかなり手ごわかった…


志穂カレが私の足を持つと立ち上がって肩ぐる。
素で驚いて、慌てていた私は志穂カレにつま先でわき腹ぷっつしゅ（笑）
しかし、ダメージを受けた様子もなく…そのあとは調子づいた志穂カレの言葉は「俗に言うお姫さまだっこダ♪」だった。

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