2007-12-12 ふとした瞬間。
2007-06-10 私はずれているのか？
2007-04-05 両親の離婚騒動。
2007-03-23 亡き夫。
2007-03-14 朝の清涼剤。
2007-01-20 結婚生活の危機。
2006-11-03 良い便り。
2006-10-26 はずかしい写真。
2006-10-21 母と大人の会話。
2006-10-03 友人のはからい。

娘と父の骨董屋で楽しいおやつの時間。頂き物天国。あぁうまい。楽しく食べていると常連登場。

入った途端に笑ってる。『その仕草。この子はやっぱり骨董屋の孫だねぇ』

空になった器をなでなで。指で軽くはじいて、ひっくり返して裏をボーっと見てた。娘よ。それは砥部焼だ。

　ふと思った。何気ない一瞬の説得力ってあるよな。

父の友人で年収数億って方がいる。一代で築き上げたらしい。『お金持ちになったな』って実感したのはいつ？

『かみそりの刃を毎日変えるようになった時』　　うわぁ。なんか凄くわかる。

　私の中で『ナル男』と呼んでるヤツ。普段は普通なんだけど、喫煙の姿勢が・・・なんか癇に障る。

肘をしめるように腕を組み、中指と薬指の間で煙草を挟む。ニコチンよりも自分に中毒って感じ。絶対鏡見て研究したな。

嫁に逃げられた友達。嫁は麩菓子・かりんとう等、黒砂糖系が好きな人だった。別れてから１年半後。

定食屋の大学芋を食べたら黒砂糖の蜜だった。不意に訪れた懐かしい味。嫌と言うほど一人を実感したらしい。

これがきっかけで結婚相談所に入会し、今じゃ３児の父。あの時のイモのお陰で今の俺がいる。が口癖。

　私が旧友と疎遠になったきっかけ。同級生の訃報を聞いた時。その子は二人の子供をのこし、医療ミスで亡くなった。

可哀想に・・・知らなかった・・・。　すると私の反応を見てニヤッと笑い『知らなかったでしょ！』

なんだその『ゴシップ振り撒いてます！人の不幸は蜜の味』って顔は。　うーむ。

　そして娘を産んで以来『この人の身近に子供がいるか否か』がわかる瞬間がある。

それは娘を見た第一印象。『ちっちゃい〜』と言う人は子供が珍しい環境。

子持ち＆身近にチビ有りだと『でか！！大きいよね！？』　・・・・うーむ。

言われる度に、１８６cmの兄。足をまげて棺桶に入った曽祖父が一瞬頭をよぎる。

遺伝子ってすごい。　でもほどほどにねぇ〜〜〜〜！！！！　ひぃーーーー。

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父が骨董品の仕入れに行った時。　ざっと見回していたら小さな木箱を発見したらしい。

開けてみると小さなかわいいお人形。　いつもだったら仕入れない類の物だったらしい。

１０万くらいか？　２万なら買ってもいいかな。そんなに安くはないだろう。いくら？

『この間、無理聞いてもらったから２万でいいよ。持っていって』　じゃあ頂くか。

その他、数点をトラックに積んで骨董屋へ。でも運転してると様子が変。バックミラーに違和感。

俺の姿勢が悪いのか？鏡の調子が悪いのか？何度直しても荷台に焦点が合う。

３度目になって気付いた。小さい木箱へと動くんだ。いたづらっこだねぇ・・・。危ないからやめなさいって。

でも不気味ではない。楽しいくらいだ。きっとこの子はいい子だ。魂があるだけだ。歌を歌ってあげよう。

無事骨董屋に到着。　店を開けると、同級生夫婦が来店。久しぶり！！１０数年ぶりじゃないか？まあ入れよ！！

『なんとなく顔が見たくなって来てみたんだよ。その箱なんだ？』これか？今仕入れてきたんだ。『見せて』

すると奥さんの顔が輝いた。『骨董なんて全然興味ないけど、この子は連れて帰りたい！！おいくら？』

同級生だし、儲けなんかいいや。２万で仕入れてきたんだよ。旦那さん『これが２万ってわけないだろ』

でも２万でいいよ。『儲け入れて２５０００円で買うよ』とお財布を開けた時。夫婦が大笑い。

総額で２５５００円入ってたらしい。『帰りに５００円の餅菓子買う予定だったんだよ！あっはっは！！』

　って事があったと昼食の時聞きました。ふーん。　

やんちゃ坊主のタクシーになっちゃったんだねえ。だったらバックミラー動かしちゃ駄目だって！危ないっては。

職場に戻って職人さん達に話してみた『滅茶苦茶こわいよ！！』　え。こわい？骨董屋育ちなので感覚ずれてる？

怖がりの私はＴＤＬの白雪姫とホーンデットマンションでも充分に怖い。　が、この話は不思議だけど怖くない。

そのお宅でお人形にあった時に、躊躇なく抱っこできると思う。　　　ずれてる？

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先週の土曜の夜。父は友達の定年退職パーティーに呼ばれていた。

留守番の母は必死に自分の物をスーツケース３個に梱包。

　日曜の朝、早く起きて鏡台の化粧品類を撤収。朝食も作らず父の起床を待った。

そして『この日を待ってました。出て行きます。あとで年金分割の話をしましょう』と告げたらしい。

父はボーっと何かを考えた後、金庫から我が家の権利書や印鑑を母に手渡し、その手で台所へ。

思いつめた顔で包丁を手にしたらしい。　うわー！！自殺しちゃう！！！

『うわ〜！！！あなたごめんなさい〜！！エイプリルフールなのよぉ〜〜〜〜〜！！！！嘘です〜〜!!』

大慌てで腰を抜かす母。　『俺も嘘。』　あぁよかった・・・・・・。

『って事件があったのよ。』と母から聞きました。　いい年こいて何やってんだ・・・・。

それにしてもお父さんは冷静だったね。　自信があったんだねえ。すごいねえ。　『いや。』じゃあなんで？

『先週から和菓子の通販の受け取り希望日が、週明けの２日ってメモが冷蔵庫に貼ってあった。』

・・・それじゃ絶対出て行かないわ。　騙すならがっちりやれー！！！

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母の友達が素敵なドレスを持ってご来店。『息子の結婚式に着ようかと思ってね・・・』うわー！！めでたいね！！

一人息子が家業を継いで一年目にご主人が急逝。不景気で苦しみながらも自力で会社を維持してきたすごい人。

今では会社も拡大。苦労続きだった息子さんも４０過ぎで逆転ホームラン級の素敵な人と出合ったらしい。

　こっちまで嬉しくなるね。それに素材が最高級の素敵なドレス。細部を見てもうっとりしちゃう。お〜ぅ。値札もびっくり。

９０万・・。同額で粗目砂糖買ったら、どんな大きさのわたアメが出来るんだろう・・・部屋がうまるな。

『このドレスを買った日にね。初めて死んだ主人が夢に出てきたの。今まで願ったって一度も出なかったのに』

そりゃーこれだけ頑張ったんだもん。ご主人だって褒めたくて出てきてくれるよ。

『・・・そうじゃなくて。』　はい？

『私のドレス姿を見てゲラゲラ笑ったの！！でね！！「モモンガみたい」って言ったの！！』　はぅぅ！！笑うな私！！

『買った時にチラッと思ったのよ。だから勝手に夢見ただけかもしれないけどさ。あんまりじゃない！？』うぐぐ・・・・

『だからデザイン変えて欲しいの』　は・・・はひ・・わかりまひた・・・・ぐぅぅ・・・・

ちょっぴり体型とデザインの相性が悪かったね・・・・。はぅぅ・・・・。

ぐっじょぶご主人。

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　最近何だかＰＣに向き合う時間が激減し、多方面にご無沙汰しまくっております。　

そんな私の日常は、確信犯の表情で私の事を『パパ』と呼ぶ１歳半の娘の世話（確かにある意味父親より父親らしい）

そして気軽に書類が南アルプスのように盛り上がるお仕事＆ちょろっと彼の仕事の手伝い

おまけに子供を産んだら変わってしまった体質に追いつけず、体調が低空飛行を続けております。

　そんな中、家族の誕生パーティーと息抜きを兼ねて実家にお泊まり。

うーむ。ぐっすり眠れて朝寝坊。極楽ごくらく・・・・布団の中ってパラダイス。と惰眠をむさぼっていたところ、

玄関から両親の大爆笑。パジャマでそっと覗くと父が『面白いからお前も来い！』いやいや・・パジャマだもん・・・・。

誰が来てるの？　見慣れない人だねぇ・・・・。と警戒心たっぷりに経緯を聞いてびっくり。

　最近近所のアパートに越してきた主婦。姑が訊ねてくるから見栄えのする応接セットを貸せだって。家具の貸し借り？

新参者には親切にするのが流儀と言い張る。・・・なにを言ってるんだこのアホは。　

『貸すのが面倒なら頂いてもかまいませんのよ』　・・は？　なんで上からの目線で話すかね。

　あまりの失礼さに両親は・・・・・なぜか大爆笑をしたらしい。　その予想外の反応に真っ赤な顔で困る主婦。

あまりの馬鹿馬鹿しさにおかしくなってきた。　ぎゃっはっはっはっは！！！面白いねお父さん！あっはっはっは！！！

朝から笑いを届けてくれてありがとう。さー、とっとと帰ってくれたまえ。あー面白かった。今日もがんばろーっと。

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取引先の課長は兄の同級生。我が家に群がる汗臭いおにいちゃん集団の一人でした。

　ピアノが上手で、込み合う楽器売り場でエクソシストのテーマソングを弾いてくれたっけ。

　結婚したんだって？　おうち帰るのが楽しみでしょ。　『ん〜。まあね。』新婚早々暗いぞ。どした？

『さにゃも一人暮らし長かったよね。誰かと暮らす時不便感じなかった？』　多少はね。　なんかあったの？

　彼は一人暮らし歴１８年。１８年間家では全裸生活。マメなので快適な全裸生活を送っていた。

毎朝全裸で掃除機。全裸ハンドワイパー。月に一度は全裸ワックスがけ。全裸ワイシャツアイロン。

全裸鍋。全裸チャーハン作り研究。全裸筋トレ。全裸ピアノ。宅配がきた時はバスタオルを巻いて対応。

　そんな彼が交際３ヶ月で結婚。『家の中で服着ると落ち着かないんだよ・・・皮膚が窒息しそうなんだよ』

彼女に言ってみた？『信じられないって顔されて、即座に駄目って言われた。毎日パンツはいてるよ・・・・』

既に半裸じゃん。　着てれば慣れるって。　『俺としては脱ぎたいんだよ。』　我慢しろってば。

　結婚生活をとるか全裸をとるか。　彼は人生の岐路に立っている。　かもしれない。

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姉は一通の手紙を前に悩んでいる。　

それは友達の結婚式の案内状。結構立派なホテルで派手に催されるらしい。　

とてもお目出度い出来事ではある。　が、躊躇している。

　だって・・・再婚なんだもん。　だって・・・・別れた元ダンナとよりを戻しただけなんだもん。

しかも初婚の時は『グアムであげるから友達代表で来て欲しいの！』と言われ自費で行ってるんだもん。

その後、お互い仕事人間で派手好きな二人は何度となく離婚の危機をむかえ、その度に愚痴を聞いてるんだもん。

そして離婚騒動の時は、雲隠れした嫁を探してダンナが『行方教えろ！』と怒鳴り込んできたんだもん。

しかも式の日取りはクリスマスイブなんだもん。その頃は年末のクソ忙しさで死んでますがな。

　でも、いつもは結構いいやつなんだよね。　しかも偶然再会したきっかけを作っちまったのは姉なんだよね。

『どうせなら派手に再出発したいんだけどー、家族や親戚がが呆れてるらしくて相手にしてくれないの

場所押さえたんだけど、集まらないかもー。どうしよー！！』って大騒ぎしまくってるんだってね。

　そいつは大変だ。　行きたくないとは言いづらい。　つらいねぇ・・・・。　でも行きたくないねぇ。

たまには姉に恩返ししてやるか。　ワシが電話してやる。

もしもしーひさしぶりー。　あのさー。えっとさー・・・・。なんていうか・・・そのさー・・・・勘弁してくれよー。

『じゃあ、さにゃでもいいよー』　なんですと？　あほー！　寝言は寝てから言え〜！！！

先頭 表紙

先日、知り合いの女性（４０代前半？）と雑談してたら、高校の卒業写真を娘に大爆笑されたとの情報を得ました。

それは一度見なければ。見せて。『あははは！恥ずかしいもん〜。だめ〜。』　

そこまで言ったんだから見〜せ〜て〜！！！　見たい〜〜〜！！（押し問答５分）『じゃあ今度見せるね』　やったー！！

んで、お店に持ってきてくれました。　うぉぉ！！　こいつはすげぇ・・・・

　校則がゆるめの女子高。　当時は松田聖子の全盛期だったんだって。

クラスの９割５分が『聖子ちゃんカット』　うぉぉ！！担任の先生まで聖子ちゃんカットだ！！！

で、スカートはどこまでも長い。　たしかに異様。　クローン大集合って感じだね。

　と言うより・・・待てよ。この感じ。　何かに似ている。

シルエットだけ見たらダースベーダー大集合だ！！　あっはっはっはっは！！ゲホゲホ！うっひっひっひっひ！！！

ひぃぃ面白い。　もう一回見よ。　あ！聖子集団の中にひとり。大橋巨泉と言うより、やる気元気イワキがいるぅ〜〜！！

ひぃぃ！笑いすぎると帝王切開の傷が痒いわ。　はぁー。いいもん見せてもらった。ありがとね。

かゆかゆかゆかゆ・・・・・・。

先頭 表紙

一人暮らしのお年寄りが亡くなり、ペットのチワワちゃんが残された模様。お客様から飼い主探し要請が。

店頭にポスター貼って・・・誰かいないかねぇ・・・　お母さん。誰か知らない？『探してみるわ』たのむね。

『○○美容室なんかいいかもね〜。ペットの面倒見がいいもの』・・・ペット？見たことないぞ？

　そこは着付けがとても上手く、着くずれしないので、お茶会や華道の発表会の時はいつも頼んでました。

おばちゃん一人でやってる小さな美容室なので、着付けは住居部分の小さな居間。

着付けが終わると、旦那さんが小さくて熱々の塩むすびとお茶でもてなしてくれました。

　そして店先で背中をトンっと叩きながら笑顔で見送ってくれたっけ。　

優しい旦那さんと舅さん（？）しかいなかったぞ？　　飼ってたっけ？　ん？なにそのビックリした顔は。

『あなた今さらなに言ってんの？あれは旦那さんでも舅でもないわよ。』へ？　兄弟？

『両方ともヒモ。』　え？　『昔からヒモ二人を養ってるのよ』　えぇぇ！？私がチビッコ時代からいたよね？

『古い方はもう４０年近くになるんじゃない？』　じゃあペットって。『そう。あの二人よ』お母さんブラックっすねー・・・

『知ってるものかと思ってたわ』　　知らんがな。

って事は、うら若き私はヒモの握った塩むすびで一日の気合を入れてたのか・・・・・ヒモに背中を押されてたのか・・・・

はー。　びっくりした。　　　　・・・・・でもさ。母親と平然とヒモの話が出来る年になったのね。私も大人になったなぁ。

先頭 表紙

　実家の自動車保険は全て代理店業をしている従兄弟におまかせ。

家族中の車の更新その他。そのつど私の店に来る。それ以上に来ている気がする。

　昔は美少年。今はこぶへい。・・・うーむ。　しょっちゅう会っても嬉しくはない。　ってか見飽きた。

そしてまた来た。父の車の車検っすか。私の山登りの為にでかい四駆を買ったのにすぐ結婚出産しちまってごめんよ。

　で、すぐに帰らない。　お陰で疎遠になりつつある友達の近況も聞けます。

『あいつさー。お前のオープンカーに憧れてたじゃん？　この間中古で買ったんだよ』

へー！！よかったねー！！非実用的でいいぞあれ！！　喜んでるでしょ？

『それがさ、泣いてるんだよ』　へ？　うれし泣きじゃなくて？　で、何であんたは満面の笑みで話すの？

　友達の中古屋にオークションで落札してもらったらしい。　友達だから一緒に喜んでくれた。

で、手続き終えて納車の日。　中古屋の彼はがんばった。　頑張りすぎた。やりすぎた。

鼻息荒く自慢顔で『ナンバープレート。ゾロ目が取れたから取っといたよ！』

　・・・・うっへぇ〜・・・・かっちょわるぅ〜・・・・・車種が車種だけにチンピラ臭むんむん。

責めるわけにもいかず、泣き笑いの納車。

ぎゃっはっはっは！！かわいそう〜〜！！かわいそうだけど・・・・ぎゃっはっはっは！！！！

忙しい毎日に『ちょっと嫌な話』でリフレッシュ。　そんな薄情な自分が嫌いじゃないっす。　ぎゃっはっはっは！！！

先頭 表紙